留学方法や大学選びについて

高校留学

EducationUSAでは主にアメリカの大学と大学院の情報提供が主体となっており、高校留学については詳細な情報を把握しておらず、高校留学に関する個別のご質問・ご相談に応じておりません。何卒ご了承ください。

アメリカの高校に留学する方法には、アメリカの高校を卒業する事を目的とするか否かにより、以下の2通りに大別できます。


1)アメリカ(留学先)の高校を卒業することを目的としない留学-交換留学など

▼ 交換留学

交換留学とは?:一年間を海外の無償のボランティアの受入家庭に家族の一員として滞在し、その滞在地域で正規の高校と認定されている学校に授業料免除で通学し、現地の同世代の青少年や一般の人とお互いが異なる文化的背景を持つ者として理解しあおうと努力するプログラム(参照:文部科学省初等中等教育局国際教育課「高校生の海外留学の促進について」

交換留学を希望する場合、保護者への相談はもちろんのこと、在籍校の先生(担任、国際交流担当教員、外国語の教員など)に相談することが大切です。留学中の学籍の扱い(「留学」、「休学」など)、留学中に取得した単位の扱い(単位認定)、留学後の進路などについて確認しましょう。また、過去に在籍校から交換留学した先輩がいる場合、どの交換留学プログラム/団体を利用したかについても、先生に問い合わせてみるとよいでしょう。

交換留学は、各交換留学プログラム実施団体を通して、参加申込を行います。選抜条件/方法やプログラム参加費用は各交換留学プログラム実施団体によって異なります。よって、各団体のウェブサイトなどから、団体の特徴、過去の実績、選抜方法、応募要件、出願締め切り、参加費用などについてよく調べ、不明な点は各団体に問い合わせましょう。自分から質問したり、助けを求めて相談したりする積極的な態度は、留学後、アメリカ生活に適応する上でも重要です。

交換留学プログラム実施団体の選択にあたっては、日本学生支援機構作成「留学斡旋業者の利用について」を参考にするとよいでしょう。

▼ その他

地方自治体や学校が主催で高校生を海外に派遣するプログラムもあります。なかには、夏休みなどの長期休業期間を利用するものもあります。居住地域の自治体や在籍校に問い合わせてみるとよいでしょう。また、アメリカの大学が高校生向けにサマープログラムを提供している場合もあります。

2)アメリカ(留学先)の高校を卒業することを目的とする留学

吸収力と柔軟性に富む若い時期に留学する事は、異文化理解・コミュニケーション能力育成にとって、非常に意義ある事となるでしょう。しかし、成長過程にある高校生の留学を考えるとき、留学の適性および将来の希望・計画を十分に考慮し、慎重に計画する必要もあります。親元を離れ、言語、風俗、習慣等の文化や行動様式の異なるアメリカで、ひとり生活するにあたっては、学業、健康に優れていることはもちろんのこと、十分な英語力があり、精神面での準備が整っていることも非常に重要な要素となります。異文化適応能力があるか、独立心に富んだ性格か、強い精神力があるかなど、留学の適性の有無を慎重に見極めましょう。また、高校生で留学することで、将来(留学後)の進路・就職などに支障がないか、長期的視野での将来展望も留学を考えると同時に考慮しておくべき課題です。

日本の中学校卒業後(あるいは日本の高校から転校)、アメリカの高校を卒業する目的で、1年以上、留学する場合、学生ビザの関係上、必然的に私立高校に留学する事となります。


留学先の高校を選ぶ際には、特に以下の2点について留意しましょう。

1) 留学生を受け入れる事が可能な学校か?

アメリカ内の特定の教育機関の特定のプログラムに、一定期間フルタイムで在籍する目的で渡米する際には、学生ビザ(F-1)が必要です。学生ビザ申請には、受入校(留学先)が発行するSEVIS仕様の I-20(留学生資格証明書)が必要です。よって、留学先の高校が、I-20を発行できる学校(Student and Exchange Visitor Program (SEVP)-certified schools)かどうかを確認して下さい。

2) 一定以上の教育の質が保証された学校か?

アメリカの中等教育は、日本と異なり、中央省庁が法律で管理するものではなく、州ごとに制度・法律(認定の必要性・有無を含む)が異なります。一般的にアメリカの私立高校の認定は、地域別または宗教別の認定団体により行われています。公立高校は、各州/市町村のDepartment of Educationによって認定を受けているケースもあります。

留学先の高校の選び方は、アメリカの大学・大学院選択と共通する部分があります。「アメリカ留学の基礎知識―大学・大学院-留学準備スケジュール Step 3 大学選択」をご参照下さい。 大学選択と同様に、高校選択を行うには、各自の留学の志望動機や目的に基づいて(1)具体的な高校選択条件(自分によって重要な条件)をあげ、(2) 高校調査を行って、各高校が自分の希望条件にあっているか検討してください。

高校選択条件例

A. 学校区分・教育内容

□ 公立/私立 

□ 共学/男子校/女子校 

□ 全寮制/通学制 

□ Student and Exchange Visitor Program (SEVP)-certified schools 

□ 認定の有無

□ ESL (English as a Second Language、 第1言語(母語)が英語でない者を対象にした英語教育) 

□ 習熟度の高い学生向け特別クラスの有無(AP [Advanced Placement]Program [高校生向けにCollege Boardが提供する大学レベルのカリキュラム]など)

□ 補習教育の有無 

□ 夏期学期(サマースクール)の有無 

□ 学習障害児へのサポートの有無 

□ 天才児(Gifted students)向けプログラムの有無 

□ 入学選抜基準(学業成績、適正能力テスト(SSAT)、英語力、面接など)

□ 卒業までに要する期間、取得すべき単位数

 

B. 教員・学生 □学校の規模・学生数 

□留学生数:日本人留学生数、国別留学生数

□学生のタイプ:民族、マイノリティー、男女比、年齢、寮生/通学生

□卒業後の進路 

□教員対学生の比率 

□教員の質

 

C. 留学資金

□学費・生活費・そのほかの諸経費 

□奨学金

 

D. 学生サービス

□ 寮:相部屋/個室/男女共同/男女別、休暇期間中の寮の有無/寮の設備 

□ ホームステイ 

□ 空港への出迎えサービス

□ 医療診療所の設備 

□ カウンセリングサービス

□ 進路指導

 

E. 環境・設備

□ 所在地:西海岸/中西部/南部/東海岸、大都市/中都市/小都市/田舎

□ 気候風土、文化的土壌

□ 教育設備:コンピューターの設備、図書館などの学習環境

□ 宗教色(religious affiliation)

□ 課外活動:スポーツ、文化活動、クラブ、ボランティア活動

□ 服装規制:制服の有無

アメリカの高校の認定証明

アメリカの高校を卒業された方が、日本の教育機関(大学・専門学校など)に入学の際、「アメリカで在籍していた/卒業した高校が、認定を受けた高校である」といった証明の提出を求められる場合があるようです。

しかしながら、アメリカの中等教育は日本と異なり、中央省庁が法律で管理するものではなく、州ごとに制度・法律(認定の必要性・有無を含む)が異なります。そのような理由から、アメリカ関連の公的機関(当委員会含む)では、認定を受けた高校であるかどうかに関する証明書の発行は行っておりません。