メニュー 

特別交流事業 
― 共同プロジェクトのご紹介 ―

ESD日米教員交流プログラム(2009-2018)

ESD日米教員交流プログラムでは、参加者はそれぞれお互いの国を訪問し、見識を深め、全二回の合同会議に出席します。両国の教員交流とESDの推進を意義とし、ESDを題材に日米の教育交流を目的とした共同プロジェクトを立ち上げ、実現するよう求められます。以下、参加者が立ち上げた共同プロジェクトです。

(注)所属校はプログラム参加時のものです。
(注2)2010年から2013年の年度内でのプロジェクト掲載順は、代表者名のアルファベット順です。
(注3)2010年から2013年のプロジェクトは実践報告、2014年から2018年までは企画内容です。

2018年

ESD共同プロジェクト一覧

2017年

ESD共同プロジェクト一覧

2016年

ESD共同プロジェクト一覧

2014年

ESD共同プロジェクト一覧

2013年

I AM プロジェクト

2013年 代表者:佐藤喜世恵 名古屋大学教育学部附属中・高等学校(愛知県)
サンフランシスコでの合同会議で、お互いの学校の生徒のセリフエスティーム(自尊感情)が低いということが分かり、「自分を大切にする人に、自分に自信が持てる人になってこそ、効果的なESDにつながるよね」という会話がきっかけで、「 I am project 」が立ち上がりました。生徒が、自分のことをプレッシャーが少ない形で、他人に発表することから始めて、そして、発表している他者を見て、さらに発表している自分を振り返ることで効果的な取り組みをしようということになりました。
交流プログラム第1弾として、自分のストレスとストレス解消法を入れた「 My Life 」というテーマで各自がポスターを作り、米国の交流校に送りました。交流プログラム第2弾として、米国と共通のプログラムでの自己紹介ビデオを作成し、ビデオ交流を行う予定です。
ゆっくりした歩みですが、生徒自身がわくわくしながら、少しずつ自己開示し、それが受け入れられることで、セルフエスティームが高まり、未来を大切にしていきたいと思う子どもたちになると考えています。さらに、このプロジェクトを発展させて、継続した交流をしていきたいと思っています。

<参加校>
  • 名古屋大学教育学部附属中・高等学校 (愛知県) 佐藤喜世恵
  • Bishop Walker School for Boys (Washington, DC) Yonnette Moore

2012年

平和プロジェクト

2012年 代表者:Merinda Davis, Lakeridge High School (Utah)
「平和プロジェクト」は、活動を通じて平和と国際理解を目的とする日米中高校生の共同プロジェクトです。SKYPEやジャパンソサエティーのGoing Globalソーシャルメディアサイト、そしてペンパル活動等を通して、生徒がグローバル化している持続性に関する問題について意見交換します。まず、自己紹介し、生徒同志の交流を深めながら、問題について話し合います。その後、自分は問題にどう向け合うか、どの行動が解決につながるかを考えます。地域貢献活動にも参加し、学んだ事について共同ビデオとドキュメンタリーを作製します。

<参加校>
  • 自由学園 (東京都) 更科幸一
  • 焼津市立豊田中学校 (静岡県) 吉田 龍弘
  • Lakeridge Junior High School (Utah) Merinda Davis

民話プロジェクト

2012年 代表者: 千葉県市原市立白金小学校(千葉県) 髙田 茂子
「Folk Tale Project(民話プロジェクト)」は、各地域・国に伝わる民話や昔話を紙芝居にして、日本語と英語で紹介し合うというプロジェクトで、国際理解教育に関心のある日米の6名の教員によって実施されました。具体的な内容として、6名の教員で共有したSkyDriveというフォルダーに、各校の紹介映像や児童・生徒が作成した紙芝居の映像及びパワーポイントをアップし、常にそのフォルダーから他校の作品を取り出せるようにしました。そして、それらを参観した感想や様子を手紙に書いて送り合うという活動に繋げました。このプロジェクトを通して、日米の様々な地域の文化に触れてお互いの存在を身近に感じたり、国内でも文化の違いがあるといった発見をしたりすることができました。今後もさらに交流を続けていきたいと思います。 (髙田 茂子)

<参加校>
  • 奈良市立都祁小学校 (奈良) 新子慶行
  • The International School (Oregon) Julie Jansen
  • La Causa Charter School (Wisconsin) Andrew Hurie
  • Lakeridge Junior High School (Utah) Merinda Davis
  • Howard S. Gray School (Arizona) Sue Cullumber
  • 市原市立白金小学校(千葉) 髙田茂子 (2012年プログラム)

2011年

日米合同音楽プロジェクト「Rise Up」

2011年 代表者:Ken Higgins, The Town School (New York)
Rise Up は子供向けの合唱曲です。この動画は、日米両国からの参加校の生徒たちが学校それぞれに歌う姿を編集したものです。遠く離れた北海道の小規模小学校、全校生徒が11名という佐賀県の中学校、また、数百名の生徒が通うニューヨーク市の真中にある私の学校といった、それぞれに全く異なる環境の学校がこのプロジェクトに参加くださいました。 日本人の皆さんの勇気と、絶望から立ち上がろうとする力に心が動かされてRise Up を作曲しました。この曲は2011年の東日本大震災にて犠牲になられた方々に捧げるとともに、平和で持続可能な未来の達成に向けて決意の証といたします。(Ken Higgins)

<参加校>
  • 自由学園(東京都) 高橋 和也
  • 筑波大学付属坂戸高等学校(埼玉県) 石井 克佳
  • Fernwood Montessori School (Wisconsin) Jessica Foster
  • 大阪府立成美高等学校(大阪府) 宮﨑 慶子
  • 北海道江別市立いずみ野小学校(北海道) 岡田 由紀
  • Junction City School (California) Janine Gacek
  • Expressions Learning Academy (Florida) Juniper DiGiovanni
  • 佐賀県嬉野市大野原中学校(佐賀県) 池田 朋子
  • The Cathedral School (New York) Kobi Marceca
  • The Town School (New York) Ken Higgins

バタフライ・プロジェクト 絶滅危惧種を救おう

2011年 代表者:佐賀県嬉野市大野原中学校(佐賀県) 池田 朋子
「人は、絶滅危惧種を救うことはできるのでしょうか?」
バタフライ・プロジェクトは、環境省絶滅危惧1類の『オオウラギンヒョウモン蝶』の生態調査・保護増殖・環境保全活動を通して、日米で応援してくれる学校とつながり、生物多様性への思いや活動を共有しようとするプロジェクトです。蝶のマスコットキャラクター『うらちゃん』のぬりえとメッセージを日米14校580人の子供たちからもらい、学校のホームページで発信しました。持続可能な社会に向けて、まず足下から実践し、『うらちゃん』の友だちが世界へ広がり、地球上の尊い命が育まれるよう願っています。(池田朋子)

<参加校>
  • 福島県会津若松市立松長小学校(福島県) 那智上 恵一
  • 山形県立庄内農業高等学校(山形県) 奥山 祐子
  • 大阪府豊中市立上野小学校(大阪府) 門脇 順子
  • 北海道虻田郡留寿都村立留寿都小学校 渡會 朋広
  • Woodstock Union High School(Vermont) Michelle Fields
  • 愛知県岡崎市立竜南中学校(愛知県) 森田 淳一
  • 宮崎県西都市立三財小学校(宮崎県) 兒玉 秀人
  • Christensen Middle School(California) Regina Brinker
  • Simms Middle School(Montana) Caitlin Chiller
  • Common Ground High School(Connetticut) Patricia Johnson
  • Rio Grande School(New Mexico) Mollie Parsons
  • さくら学園
  • 岐阜県岐阜市島小学校(岐阜県) 野原 清春
  • GEMS Kindergarten

未来のために今できること 共同壁画制作

2011年 代表者:Michael Miller, Wyomissing Area Junior Senior High School (Pennsylvania)
「未来のために今できること」は、持続発展性を主題にした、日米両国の高校生による合作壁画です。合計700名にも上る日米両国の高校生が参加しました。限りある自然資源の有効活用を心がけるよう、自らの日常生活で取り組めるエコ活動を考え実践することを通して、壁画制作に臨みました。 (Michael Miller)

<参加校>
  • 盛岡中央高等学校(岩手県) 糸井 眞一
  • 千葉県立佐倉南高等学校(千葉県) 林 晴良
  • Woodrow Wilson Public High School(Washington, D.C.) Sarah Riggins
  • Wyomissing Area Junior Senior High School (Pennsylvania) Michael Miller
  • 2012年日米青年交流プログラム(高校生派遣・日米教育委員会主催)参加者35名

知っていたつもりのきみのこと - 異文化理解促進を目的とした文書交換交流

2011年 代表者:Michael Miller, Wyomissing Area Junior Senior High School (Pennsylvania)
「知っていたつもりのきみのこと」は、日米両国から250人にも上る生徒が参加した文書交換プロジェクトです。これは「外国人の友達の国や文化について知っていると思っていることが、実際と違っていないだろうか」という疑問から生まれました。生徒たちが交換しあった文書の上に、目の錯覚を使い、横顔の人物と壷の両方に見える「ルビンの壷」をメタファーとして、日米両国の生徒が向き合う横顔が描かれています。(Michael Miller)

<参加校>
  • 名古屋大学教育学部付属中・高等学校(愛知県) 三小田 博昭
  • Wyomissing Area Junior Senior High School (Pennsylvania) Michael Miller

環境にやさしいエコポスター・省エネルギーポスターを交換しよう!

2011年 代表者:熊本県阿蘇郡南阿蘇村立中松小学校(熊本県) 山下 洋
本プロジェクトでは、日米の子どもたちが、自然や環境にやさしい生き方や省エネルギーの方法について考え、エコポスター・省エネルギーポスターを制作し、3校で交換した。送られてきたポスターは各学校で鑑賞したり、地方紙に紹介したりしました。子どもたちは、描き方や表現の方法に文化や習慣の違いを感じながらも、持続可能な未来を拓くためには、「自然や環境を大切にする心や省エネルギーへの取組は同じ。」という地球市民としての共通の思いを感じていました。今回の取組をきっかけとして、身近な自然保護活動や省エネルギーの取組を絵や写真、メールなどで紹介し合い、交流を続けていきたいと思います。(山下 洋)

<参加校>
  • Fernwood Montessori School (Wisconsin) Jessica Foster
  • Plum Point Elementary School(Maryland) Robin Shaffer
  • 熊本県阿蘇郡南阿蘇村立中松小学校(熊本県) 山下 洋

2010年

日米合同野鳥プロジェクト

2010年 代表者:筑波大学付属坂戸高等学校(埼玉県) 石井 克佳
「日米で野鳥の調査を行い、調査結果を交換しよう」という、コモングラウンド高校からの呼びかけでこのプロジェクトが始まりました。生き物調査を通して生物多様性を学ぶプロジェクトのひとつとして、それぞれの学校周辺で見られる野鳥の調査が始まりました。日本側は教員1名と生徒1名、米国側は教員1名と生徒2名というとても小さなチームですが、2011年4月から約1年間かけて双方で調査を行い、データの交換をしました。その結果、渡り鳥、留鳥合わせて4種が共通して観察できることが判明しました。(石井 克佳)

<参加校>
  • 筑波大学付属坂戸高等学校(埼玉県) 石井 克佳
  • Common Ground High School (Connecticut) Tricia Johnson


画像をクリックすると本文を読むことができます。

大通-ルイジアナ ピースプロジェクト

2010年 札幌市立札幌大通高校(北海道) 西原 明希
2010年 University High School (Louisiana) Jennifer Bevill
「大通-ルイジアナ ESDピースプロジェクト」は市立札幌大通高校と米国ルイジアナ州立大学附属高校(以下LSU)の教科横断共同プロジェクトです。身の回りの平和や国際平和について、それぞれの教科の切り口を活かしたアプローチで2校の生徒・教員が対話を続けて来ました。

初年度(2010)は情報系講座、異文化理解講座での戦争をテーマにしたビデオ対話をはじめ、世界史・数学・芸術系講座などの生徒のレポートや作品の交換を行い、学習のまとめとして2校で500羽ずつ千羽鶴を作成しました。合同千羽鶴は大通高校の生徒が代表して広島の平和記念公園に献納しました。出発前にLSUが平和を願うメッセージを届けてくれ、大通が広島からのメッセージビデオで返信しました。

昨年度(2011)はプロジェクトの二年目で、二校の生徒のビデオ対話はより活発で、明るく打ち解けたものとなりました。大通側はアイヌの高校生との多文化理解トークセッションを行いDVDを郵送、LSU側は人種差別などのいじめを取り扱ったムービーを送信するなど、より「内なる平和」についての対話に焦点を置いた一年となりました。

参加する教員・生徒の数だけ多様なアプローチが増えていくこのプロジェクトが、これからも日米間の生徒の架け橋となれるよう、今後も願っています。(西原明希)

ESDニュースの発行~ワンピースプロジェクト

2010年 北海道石狩郡当別町立西当別小学校(北海道) 渡會 朋広
2010年の第1回目のESD Exchange Program参加以来,日本の小学校(勤務校)のESDに関わる学習活動や地域の課題の紹介を通して相互理解を促進させるため,これまでに6号ほど発行しています。
プログラム参加がゴールではなく,スタートとして,今自分に出来ることの一つの例として取り組んでいます。英語によるコミュケーションが少々苦手でも,できることはあると思ってくださることが大事であると考えています。
そこで「One Piece Project」と名付けて,プログラムに参加した方々が少しでも,自分(学校)にできることを継続していくことを呼びかけています。(渡會 朋広)

画像をクリックすると本文を読むことができます。

ポスター交換

2010年 北海道石狩郡当別町立西当別小学校(北海道) 渡會 朋広
第1回目参加者であるCHESPAXのTom Hartenさんと協力して,小学生同士のポスター交流を始めます。日本とアメリカで教育課程の時期がずれてしまうため,なかなか交流を進めることは難しいようですが,今回アメリカのメリーランド州からカメの生態について調べたポスターをたくさんいただきました。私たちは9月の5年生の宿泊学習(3泊4日)での成果をポスターにして送ります。北海道のブナ原生林や化石採集,漁業体験,北海道の生物について送る予定です。
(渡會 朋広)